DRMフリーとは

DRMは「デジタル著作権管理」のことで、デジタルデータとして表現されたコンテンツの著作権を保護し、その利用や複製を制御・制限する技術の総称です。
デジタル化された音楽などの著作物は何度コピーしても、どんな遠距離を送受信しても品質が劣化しないため、インターネットの普及やパソコンの高速・大容量化にともなって、著作者の許諾を得ない違法な配布・交換などが増えています。これに対抗するため、コンテンツの流通・再生に制限を加えるDRM技術が開発されたのです。
昨今、DRMフリーが逆に進行しています。韓国のケータイキャリアがこの夏、一斉にDRMフリーの音楽配信サービスを開始しました。
無断で音楽を配信するWebサイトの利用が広がり、多くのユーザーは「音楽は無料」という意識がありました。P2PやWebストレージを利用すれば、最新アルバムでも簡単に入手できたことから、違法な楽曲のダウンロードが増加し、これが問題視されていたのも事実です。

一気に進むDRMフリー化

今まで音楽配信がDRMで制限されていたため、音楽市場は活性化が進まず、ついには加入者減少という悪影響を与え始めてしまいました。
こうした中、音楽配信市場に加入者を取り戻し、活性化させる起爆剤として注目され始めたのがコンテンツのDRMフリー化です。この機運は2008年、韓国政府が「音楽著作物使用料徴収規定 改正案」を承認したことを契機に、高まりをみせたようです。
この規定は、音楽の権利者がオンライン事業者から使用料を徴収するための規定を制度化したもので、サービス事業者と著作権者双方の事情や意見を調整したうえで、違法音楽を流通させずに、音楽市場を活性化させるために設けられたものです。これにはDRMフリーの音楽でも使用料を徴収することによって、配信可能にすること、キャリアの閉鎖的なDRM政策を改善すること、といった項目も含まれています。

DRMフリー